『誰かに必要とされたいのなら』

『自分は誰からも必要とされていない……』

そんな風に思ってはいませんか?


それが原因で。

ますます人とのコミュニケーションを取ることが怖くなって。

ひとりで過ごす時間が増えていませんか?


そのままでは、昔の僕のように悪循環の渦に呑み込まれてしまいます。


もしも誰かに必要とされたいのなら。

人とのつながりが絶対に必要です。


たとえ話しかけることが苦手だとしても。

自分から何かしらのアクションを起こさなければ。

誰にも見つけてはもらえません。


みんな、それぞれの日常があって。

みんな、それぞれの事情を抱えています。


ただじっと待っているだけでは。

きっと、状況は何も変わらないでしょう。


誰かに必要とされるためには。

誰かに自分を知ってもらう必要があります。

誰かとともに過ごす時間が必要になります。

誰かと感覚を共有して、信頼をしてもらう必要があります。


リアルでもバーチャルでも。

やっぱり独りだけでは為しえないことだと思います。


僕は、難病になってからの数年間。

自分が必要とされなくなっていく感覚を味わいました。


それまで出来ていたことが、どんどん出来なくなっていって。

お仕事上で繋がっていた人たちは、みんな離れていってしまいました。


そのことが悔しくて、情けなくて。

どんどん自分の殻の中に閉じこもるようになりました。


そうなると。

ますます人と接する機会が少なくなっていって。

どんどん孤立するようになってしまいました。

まさに、悪循環です。


あの時の孤独感と不安感は。

本当に怖くて、淋しくて、辛かったです。

あんな思いは、もう誰にもして欲しくない。

心の底から、そう思います。


おかげさまで。

今はこうしてお仕事もできるようになりました。

たいしたことは出来ないけれど、必要としてもらっていると実感できる機会にも恵まれました。


それは全て、人とのつながりを持てたからだと思います


誰かに必要とされたいのなら。

先ずは誰かを必要としてみてください。


そして。

誰かを信頼してみてください。


そうすれば。

きっと、誰かが自分を必要としてくれるはずです。


その為には、ちょっとした勇気が必要かもしれないけれど。

その先には、きっと素敵な未来が待っているはずです。


僕は、そう思います。

-難病と共に活きる-「ありがとうの手紙」

皆さん、初めまして。 指定難病13の作家です。 多発性硬化症13と特発性大腿骨頭壊死症71の 2つの難病と共存しています。 でも、わりかし元気です(笑) 難病を持った仲間たちへ。 また、発症した頃の自分と同じ気持ちの仲間たちへ。 ちょっとした、元気や勇気を届けたい。 1人で不安になった時、僕も難病です。 誰かがここに立ち寄り、 少しでも楽になれたらいいのにな。

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