『自分に自信を持てないあなたへ ~自分だけは、自分を馬鹿にしてはいけない~』

『逃げちゃダメだ』と言われ続けて。

自分自身もそう思い込んで。

許容量を超えたところでも、全てを抱え込もうとしていませんか?


そんな状況で。

上手くいかないことを【自分のせい】にしていませんか?


それは、もう【無茶】の領域です。


自分に出来る最大限の努力をしても。

どんなに身を削って無理をしても。

決してよい結果には繋がらないでしょう。


僕自身もそうですが。

自分に自信を持つことは、なかなか難しいです。

でも。

自分の許容量を超えたところのことで自分を卑下するのは、全くもって違うんじゃないかと僕は思います。


非常に厳しい言い方をすれば。

逆の意味で自信過剰なのかも知れません。

独りでできることなんて、本当に限られたことだけです。

そのためにも、人とのつながりが大切なんだと思います。


自分を卑下し続けると、どんどん気持ちも暗い方へ引き寄せられます。

そこからは何も生まれず。

きっと、毎日が嘆きの言葉に埋もれていってしまうでしょう。

そうなると、本来なら出来るはずのことも、どんどん出来ないことになっていってしまいます。

それは、非常に辛くて哀しいことです。


自分を過大評価するのは、周囲に対して失礼ですが。

自分を過小評価するのは、自分に対して失礼です。


自分に自信を持てとは、僕には言えません。

でも。

他の誰でもなく、自分だけは自分のことを馬鹿にしてはいけない。

僕はそう思います。


偉そうなことを言っていますが。

僕は、いわゆる一人前の大人にも成れていません。

健康な同年代の人たちに比べたら、社会的にも経済的にも大きな隔たりがあります。

でも。

今の僕にも出来ることはあります。


自分にハンディキャップがあることを、自分自身が認めること。

それは容易なことではないかもしれないけれど。

等身大の自分を知らなければ、何が出来るのかが分からなくなってしまいます。


抽象的なところからは、決して自分自身の腑に落ちる答えは導き出せません。

ゆっくりでいいから、ひとつずつ自分の考えや身の回りのことを具体化していく。

その先には、きっと今とは違う景色が広がっているはずです。


もしも、自分の許容量をこえてしまいそうになったら。

それが自分の人生において絶対に譲れないものでない限り、全力で逃げてください。

全てを抱え込んで、自分が潰れてしまうのは本末転倒です。


逃げることを恥とするよりも。

自分を卑下して、痛めつけて、笑うことを忘れてしまうような毎日を送って欲しくはない。


三十六計 逃げるに如かずとも言います。


どうか、嘆きの言葉に埋もれてしまわないで下さい。

どうか、等身大のあなたで笑っていてください。

-難病と共に活きる-「ありがとうの手紙」

皆さん、初めまして。 指定難病13の作家です。 多発性硬化症13と特発性大腿骨頭壊死症71の 2つの難病と共存しています。 でも、わりかし元気です(笑) 難病を持った仲間たちへ。 また、発症した頃の自分と同じ気持ちの仲間たちへ。 ちょっとした、元気や勇気を届けたい。 1人で不安になった時、僕も難病です。 誰かがここに立ち寄り、 少しでも楽になれたらいいのにな。

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