『笑うこと』

【辛いときほど、笑いなさい】

小説や漫画、歌詞などで、よく目にします。

『そんなの絶対に無理っ!』

って思ってました。


でも。

ある時に、フッと思ったんです。

『なんで、みんな同じようなことを言うんだろう??』


そこで。

自分なりに考えてみました。


ない頭をぎゅっと絞って、何日も何日もけっこう真剣に考えました。

そして、【笑おうとしなければ、人は笑えない】

という仮説に辿り着きました。


もちろん、不意に笑いがこみ上げてくることや。

笑ってはいけないときに、笑ってしまうこともあります。


でも。

どんなに面白いものを観ていても。

自分に【笑おう】という気がなければ、決して笑えないことに気づいてしまったんです。


これは、非常に大きな発見でした。

そう思えば、僕が全ての感情を失くしていた【難病を告知されてからの数日間】に説明がつくのです。


あのときの僕は、難病宣告という予期せぬ突然の衝撃に【笑おう】という気持ちを持てなくなっていました。

それが、大好きな芸人さんのTV番組を観ても笑っていない自分に気づき。

数日間、忘れていた【笑いたい】という欲求を取り戻せたんだと思います。


僕の場合。

全く笑わない数日間は、非常にキツいです。

思考も、良くない方向にグングンと引っ張られてしまいます。


だからこそ。

【辛いときほど、笑いなさい】

ストンと腑に落ちた思いでした。


【笑ってれば良いことがある】とは言い切れないけど。

【笑ってなければ、良いことなんてやって来ない】と僕は思います。


だから。

ひとつでも良いことを招き寄せられるように。

僕は毎日を笑って生きています。

辛いことや哀しいことがあったときは。

もっともっと、馬鹿みたいに笑って生きています。


みなさんも、笑ってくれたらいいのにな。



-難病と共に活きる-「ありがとうの手紙」

皆さん、初めまして。 指定難病13の作家です。 多発性硬化症13と特発性大腿骨頭壊死症71の 2つの難病と共存しています。 でも、わりかし元気です(笑) 難病を持った仲間たちへ。 また、発症した頃の自分と同じ気持ちの仲間たちへ。 ちょっとした、元気や勇気を届けたい。 1人で不安になった時、僕も難病です。 誰かがここに立ち寄り、 少しでも楽になれたらいいのにな。

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